スイスは鉄道の王国。全国に鉄道網が張り巡されており、移動は凄く便利だ。1km歩けば、何らかの乗り物にたどり着けるとさえ言われる。前回のユングフラウヨッホ(3454m)や今回行ったゴルナーグラート(3089m)のような高い所へさえも、列車で行ける。
このたびの旅行では、景色を楽しむため、氷河特急やベルニナ特急に乗らず、同じルートを敢えて急行・普通列車で移動した。著名な特急のパノラマカーは、陽射しで暑いとともに、窓が開かないため、写真が撮りにくい(光の反射の写り込み)と聞いたからである。 事前情報のとおり、急行・普通列車は窓の上半分が開くし、車両は1等車なので、快適であり、所要時間も大差はなかった。
出発前の旅行計画作成時に必要な列車情報は、SBB(スイス国鉄)のホームページが大変な手助けになった。詳細な時刻表はもちろん、乗換え時の到着・発車ホームの番号、各駅ごとのサービス内容(ロッカーの有無など)等々、申し分なかった。ドイツ語は皆目わからない不安の中で、心強い支えであった。