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レンタカーの旅 Part.3 (プロヴァンス旅行・その6)

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 5日目の宿泊地「ルシヨン」は、オークル(黄色顔料の原料)の丘の上に築かれた村である。通称「赤い村」。
 日本のベンガラのように、この村の家々もオークルを使用して造られており、黄色から褐色・バラ色・紅色など、さまざまな色合いの赤で村全体が染まっており、とても素敵であった。
 オークルは、化学染料にとって代わられ、残念ながら現在は採取はされておらず、採取場跡が公開されている。
 6日目の午前は、70km先の「レ・ボー・ド・プロヴァンス」へ。アルピーユ山脈の白い岩山の上に築かれた「レ・ボーの城塞都市」廃墟跡の小さな村である。通称「白い村」。
 難攻不落を誇った城塞といわれ、かっては4000を超えた人口も、現在は500人ほどの村であるという。

レンタカーの旅 Part.2 (プロヴァンス旅行・その5)

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 4日目の宿泊地「ゴルド」は、丘の頂の古城に向けて、傾斜地に石造りの家々が階段状に重なりあい、見事な景観をなしていることで有名。
 村の中を歩いてみると、お店が連なる表通りと異なり、一歩、裏通りに入れば、細く曲がりくねった石畳の通りや階段など、昔ながらの趣ある景色に出合えて素晴らしかった。
 5日目は、90km先の「ヴァランソル」へ向かった。今回の旅行目的のひとつである、ラベンダー見物のハイライトの地である。
 「ヴァランソル」への往復途上の道中を含めて、視界全部にラベンダー畑の紫色一色の景色がひろがっており、圧巻であった。
 

レンタカーの旅 Part.1 (プロヴァンス旅行・その4)

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 旅の4日目からレンタカーによる移動。アヴィニョンTGV駅前のハーツレンタカー営業所へ。
 ルノーの新車が用意されていた。細かい車の取り扱い説明は、特になかった。カーナビの言語は、イングリッシュ。
 手探り状態で、初めての車種の操作方法を確認してスタート。右側通行に気を使いながら、ラウンドアバウト(ロータリー)をクリアしつつ、カーブが多く細い急な山道を登る。
 ようやく 85km先の小さな村「ソー」へ到着。村の中心にある駐車場は、満車状態だったが、運よく空いたスペースへ滑り込めた。
 「ソー」は、ラベンダー畑見物が目的であり、高台から紫色の景色を楽しんだ。
 次の目的地「セナンク修道院」も、ラベンダーで有名。山奥の細い道なので、混雑する今の時期は一方通行とされている。ここも、うまく駐車できてラッキー。修道院から宿泊地「ゴルド」へは、迂回路を通行して、夕方、ホテルへ到着。

ヴィルヌーヴ・レザヴィニョンの町 (プロヴァンス旅行・その3)

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 アヴィニョンからローヌ川を挟んだ対岸にあるヴィルヌーヴ・レザヴィニョン。
 「サンタンドレ要塞」や「フィリップ美男王の塔」などの高い建物は、国境のローヌ川を監視する目的であったそうだ。アヴィニョンに法王庁があった時代に、裕福な枢機卿たちがこの町に豪華な邸宅を構えたと聞くと、街並みになんとなく気品ある風情が感じられるような気もする。
 また、要塞の上からの開けた眺めは、印象に残った。

アヴィニョンの街 (プロヴァンス旅行・その2)

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 パリのシャルル・ドゴール空港駅からTGV(新幹線)で、約3時間でアヴィニョンTGV駅に到着。この街で3泊した。
 アヴィニョンは、4.3kmの城壁に囲まれた小都市で、世界遺産登録の歴史地区。法王庁前の広場からプチトラン(電車の形をした連結型のミニバス)に乗ると、40分位で旧市街を一周してくれる。歩きまわるには、ほどよい大きさの街であった。
 城壁の外のローヌ川に、「アヴィニョンの橋で踊ろよ、踊ろ・・・」の童謡で知られた「サン・ベネゼ橋」がある。1185年の建設当時は、長さ900m、対岸の「フィリップ美男王の塔」まで達していたといわれるが、現在は、川の中ほどまでしか残っていない。