5日目の宿泊地「ルシヨン」は、オークル(黄色顔料の原料)の丘の上に築かれた村である。通称「赤い村」。
日本のベンガラのように、この村の家々もオークルを使用して造られており、黄色から褐色・バラ色・紅色など、さまざまな色合いの赤で村全体が染まっており、とても素敵であった。
オークルは、化学染料にとって代わられ、残念ながら現在は採取はされておらず、採取場跡が公開されている。
6日目の午前は、70km先の「レ・ボー・ド・プロヴァンス」へ。アルピーユ山脈の白い岩山の上に築かれた「レ・ボーの城塞都市」廃墟跡の小さな村である。通称「白い村」。
難攻不落を誇った城塞といわれ、かっては4000を超えた人口も、現在は500人ほどの村であるという。