今年も甲子園球場では、高校球児の熱戦が繰り広げられている。何十年経っても、懐かしい思いに血が踊る気がする。
先日、箪笥の奥から玉手箱(古い書類の束)が出て来た。小・中・高時代のいろいろな記録が入っていたのだ。わずかな量の書類だが、よくぞまあ残っていたものと広げてみた。
その中に、高三の夏に母校・鳥西が甲子園に出場した時の西高新聞の特集号があった。
読み返してみた。脳裏には、級友の選手達の元気な顔がよみがえってくる。私は野球部ではなく、生徒会活動をしていた。倉吉で開催された県予選からの応援風景が、半世紀を経ても、とぎれとぎれではあるが思い出される。みんな夢中になって応援したなァ。
全国の球児で同級生には、早実の王、浪商の張本、徳島商の板東など、超高校級の伝説のスターが数多くいた。彼らのその後のプロ野球での活躍は、私たち同世代の心の励みのもとになってくれた。