近年、断捨離といわれる室内の片付けの話題をよく見聞きする。 我が家も持ち家をして30年近くなり、相当、ガラクタをため込んできた。
現役のサラリーマン時代は、数年ごとの転勤・転居時に必要に迫られて、都度、整理処分していたため、物が増えずに助けられていたことを実感。
後期高齢者の真っただ中となった今、後に迷惑をかけないためにと、我が家の山の神から断捨離の督促がきつい。昨年来、衣類や不要家電・家具・書籍類を相当量、市の処分場に運んでいる。
今日は、外物置の整理ということになり、出てきた物の中に、60年以上も前に死別した両親の数少ない遺品である漆塗の什器が現れた。とても綺麗でもったいないが、出番があるとは思えない。まさに猫に小判状態の悩み。
夕食後、日暮れ前の19時頃に玄関先に出てみると、頭上の半月が妙に美しかった。