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バッハアルプゼー (スイス旅行その8) (H30.7)

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 フィルストからバッハアルプゼーへのトレッキングは往復6.4km。緩やかな登り下りの傾斜はあるものの、比較的平坦な道だった。
 遠景には、アイガーを中心に雪のアルプスの尾根が続いており、きれいだ。行き違うハイカーの数も多い。
 バッハアルプゼーにもう少しという地点で、道から20m位外れた山の斜面を、何かを探しているようなカップルがいた。もしやと私たちも、ずっと先の斜面の岩のガレ場に目を凝らすと、イタチのような感じの小動物が、チョロッと走っては岩陰に隠れるのが見えた。マーモットだ。頑張って待っていると、ガレ場のあちこちで散見できる。カメラのズームで追うがうまくいかず、ようやく1枚撮れた。
 目的地バッハアルプゼーには、かわいい小さな二つの湖が並んでいた。アルプスの山々や氷河を映し出す鏡のような湖であることから、「アルプスの宝石」と呼ばれるそうだ。

フィルスト (スイス旅行その7) (H30.7)

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 グリンデルワルト(標高1955m)からゴンドラでフィルスト(2167m)まで25分で到着。ここがバッハアルプゼーやグロッセ・シャイデックなどへのトレッキングスタート地点となる。
 フィルスト展望台のクリフウォークと名付けられた断崖に設置された吊り橋と遊歩道は、スリル満点。アイガーほかの山々の眺望も抜群だ。
 また、数分毎に、遠雷のような轟音がするので目をこらすと、遥か彼方のクライン・ヴェルホルン山頂付近の雪(氷)が、太陽に溶かされては滝となって絶壁を落下する音だった。すごい迫力だ。

アイガー・グレッチャー (スイス旅行その6) (H30.7)

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 メンリッヒェンから歩いてクライネ・シャイデックに到着後、登山電車に乗ってアイガー・グレッチャー駅で下車。
 アイガー・グレッチャー駅舎の裏手は、レストランになっており、テラス席からは大氷河が目前に見える。懐かしいこの席で、12年前の当地への旅行時のことを語り合いながら、遅めの昼食を摂った。
 アイガー・グレッチャーからクライネ・シャイデックまでの2.5kmのトレッキングルートは、前回、経験済みではあるが、お花畑の印象が忘れられず、わざわざ計画に入れたものだ。
 晴天に恵まれ、期待通りの景色が楽しめたウォークとなった。

メンリッヒェン (スイス旅行その5) (H30.7)

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 今回の旅行で歩いた8回のトレツキングのうちの主な景色について、順次、記してみたい。
 まずは、メンリッヒェンから。グリンデルワルトのホテルから村内バスでグルント(標高944m)へ行き、ここからヨーロッパ最長といわれるゴンドラリフトで30分かけて一気にメンリッヒェン・リフト駅(標高2228m)へ到着。
 メンリッヒェンのリフト駅から山頂(標高2342m)まで徒歩で往復した後、トレッキングスタート。クライネ・シャイデックまでの山道5.3kmを、アイガーを正面に見ながら下った。

朝のアイガー (スイス旅行その4) (H30.7)

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 スイスの宿泊地は、グリンデルワルト(4泊)とミューレン(3泊)の2か所。
 いずれのホテルも、部屋のテラスから眼前にアイガーの姿があり、異なった角度からの景色が楽しめた。
 毎朝早起きして薄暗いうちからテラスの椅子に座り、徐々に周りが明るくなってきて、朝日がゆっくりと山頂から麓へ向かって射していく様子を飽きずに眺めた静かな時間は、至福のときでした。

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トレッキング三昧 (スイス旅行その3) (H30.7)

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 この度でスイスには3回目の訪問。アイガーやユングフラウ直下のベルナー・オーバーラント地方は、初回の2006年に旅行しており、グリンデルワルトやミューレンは、おなじみの土地だ。
 前回と異なり、事前にルートをしっかり検討し、登山靴やスティック等の山道具も持参して、トレッキング主体の旅である。
 どこへ行ってもアイガーが視界に入ってきた。白銀のスイスアルプスの山々と氷河を背景に、連日、標高2000mクラスのお花畑の中の山道を歩いた楽しさは、格別だった。7泊もしたのに、まだまだ心残りもある。
 喜寿を過ぎた私たち夫婦にとって、若干、ハードでは?と頭をかすめない訳でもなかったが、リタイアせずに予定のコースを完歩できたことは、本当に嬉しい。
 そして、自然の美しさは、素晴らしい。

復路(かえり)は、怖い (スイス旅行その2) (H30.7.7)

 山の天気は神様のご機嫌次第。地域・日時ごとに晴れと雨がころころ変わる。ネットの天気予報を駆使して、コース順を柔軟に変更対応できたので、予定していた8コースのトレッキングを雨なしに無事完歩。ラッキー! スイスアルプスの景色を満喫した。
 グリンデルワルト4泊、ミューレン3泊の旅を終え、5日午後、帰国のため、チューリッヒ空港に到着。
 出発時刻(7/5,18:05発)までに余裕があったので、ラウンジで休憩後、空港の掲示板を再確認すると、搭乗予定便のゲート表示が消えている。不安がかすめる。ルフトハンザ職員らしき人に次女が確認してみるが、答えは「I do not know」とそっけない。掲示板の表示には調整中らしき赤文字が出た。出発予定時刻が過ぎても搭乗ゲートが表示されない。焦った。欠航するのではとハラハラして待つ。
 結果、ようやく2時間遅れでチューリッヒ空港をフランクフルトへ向けて出発した。遅延理由は知らせてくれなかった。
 フランクフルトで東京便への乗継ぎ時間は、1時間40分しか組んでいない。ANA提携便なので、待ってくれているのではとの期待はむなしく、東京便は出発した後だった。なれないフランクフルト空港で次女が奮闘し、ルフトハンザ手配のホテルで泊まった後、翌日のANA東京便で7日朝,6:35羽田に到着。予定より16時間遅れの帰国となった。
 ところが、台風通過後の豪雨の影響で、鳥取便も出発が遅れ、鳥取空港の天候回復を待つ状況だ。幸い20分遅れで飛び立ち、7日11時過ぎに鳥取空港へ帰着。疲れた帰路であった。
 航空便は便利だが、アクシデント時は、とても怖い。

往路(いき)は、よいよい (スイス旅行その1) (H30.6.27)

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 昨年はお休みしたが、平成18年から続けてきていた、ヨーロッパへの家族3人の個人旅行に出かけた。
 歳も取って、飛行機の長旅がきつくなってきたこともあり、今年が最後になるような気がする。
 例年のごとく、次女が中心となって、旅行本やネット等から情報を仕入れながら事前予約をとり、半年以上かかって詳細な旅行計画が完成。
 今回は、次女が仕事の都合で後日出発し、途中から合流するため、前半の4日間は、私たち夫婦だけで行動するという恐ろしいことに。英語・独語・仏語ともさっぱり駄目。スマホが唯一強い味方だ。ただ、次女が心配して、フランクフルト空港乗り継ぎとチューリッヒ空港駅~ルツェルン駅間には、現地サポートの事前予約をしてくれたので助かりました。
 6/27(水)14:55鳥取空港発~羽田空港乗り継ぎ(6/28,0:10発)~フランクフルト空港乗り継ぎ~チューリッヒ空港に6/28,7:35着(日本時間14:35)。
 それから鉄道で、チューリッヒ空港~ルツェルン乗り継ぎ~インターラーケン・オスト乗り継ぎ~目的地グリンデルワルトに6/28、12:38到着(日本時間19:38)。自宅を出てから実に30時間以上経過しています。

レンタカーの旅 Part.4 (プロヴァンス旅行・その7)

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 6日目午後、「レ・ボー・ド・プロヴァンス」から「ポン・デュ・ガール」へ向かった。
 世界遺産「ポン・デュ・ガール」は、ガルドン川に架かる巨大なローマの水道橋である。
 1世紀中ごろに建設されたらしいといわれるこの水道橋は、高さ50m、全長275m。ユゼスからニームに飲料水を送るための全長50kmの導水路の一部だそうである。ユゼスとニーム間の高度差は12m。したがって、1kmにわずか24cmという微妙な勾配がつけられているということでびっくり。
 ローマ人の建築技術の凄さと美しいデザインの橋に感嘆した。
 このあと、最後の宿泊地「リル・シュル・ラ・ソルグ」へ。
この町は、運河とアンティークの町として知られ、市街散策では、いくつかの水車のある風景も楽しんだ。
 翌7日目は、アヴィニョンのハーツレンタカー営業所へ車を返却の後、TGVでパリ・ドゴール空港へ。空路で11時間後、羽田へ無事帰着。

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レンタカーの旅 Part.2 (プロヴァンス旅行・その5)

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 4日目の宿泊地「ゴルド」は、丘の頂の古城に向けて、傾斜地に石造りの家々が階段状に重なりあい、見事な景観をなしていることで有名。
 村の中を歩いてみると、お店が連なる表通りと異なり、一歩、裏通りに入れば、細く曲がりくねった石畳の通りや階段など、昔ながらの趣ある景色に出合えて素晴らしかった。
 5日目は、90km先の「ヴァランソル」へ向かった。今回の旅行目的のひとつである、ラベンダー見物のハイライトの地である。
 「ヴァランソル」への往復途上の道中を含めて、視界全部にラベンダー畑の紫色一色の景色がひろがっており、圧巻であった。