今日は、恒例としている義父母の訪問日で、二人で米子へ出かけた。義母の90才の誕生日にあたるので、米子への途上で、家内が予約しておいた誕生祝いのケーキを持参。
義母が倒れてベッドでの生活になって7年以上が経過、認知症も格段に進み、定例に訪ねていても家内の顔もわからないことが多くなった。
義弟夫婦の肝いりで、義父を交え、市内の食堂でささやかな誕生祝いの昼食会をした。有難いことに入所している施設の職員さんが、車いすの義母の送迎をしてくださった。
食事の途中、なんと、義母の記憶のスイッチがつながったらしく、一瞬ではあるが、私たちに今日はありがとうと笑顔をみせてくれた。
夕方、鳥取に帰着後の家内と義弟の電話では、義弟が母に「今日は鳥取から来てくれてよかったね」と言ったら、「忘れた」の応えだったとのことで大笑い。
岡野雄一さんの漫画「ペコロスの母に会いに行く」を地で行っているように思えます。生きていくことの大切さ・厳しさが身に沁みます。