スイス国鉄(SBB)のサービスの一つに、「ライゼケベック」(荷物託送サービス)がある。荷物を鉄道の駅から駅へ送るシステムだ。
通常は、48時間必要である。2日先以降の宿泊場所に大きな荷物を送っておき、その間の2~3日分の荷物は背負って移動する方法。
別に、「ファーストバゲージ」という、当日朝までに手続きすると、当日夕刻着の取り扱いサービスもあるが、料金は倍額、取り扱いは特定の駅間に限定される。
サメダンからツェルマットに移動するときに、「ライゼケベック」を利用してみた。重いスーツケースを持って列車を乗換えることや、移動途中にハイキング(アンデルマット・悪魔の橋見学)を挟むと一時預かりの手間がかかることからは解放された。
反面、その期間、3日分の必要荷物をリュックに詰めてハイキングをするのも、なかなかの重労働であった。予約確認書やスケジュール関係書類、着替え、雨具、デジカメ・スマホの充電器や予備バッテリー類等々、相当の荷物が増えて、嵩・重量ともに大変。この方法も一長・一短あると思う。